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こんにちは　松原です。

ちょいちょい冷えこむ朝がまだ続きますね。

数日前3/18　は、なんと朝0℃になりましたね。

フロントガラスが凍るのを久々に見ました。（これで最後にしてほし～い）

 

 

 

でも、エムズの事務所の無暖房室内は、20℃をキープ。

 

やっぱ高気密高断熱はこうでなくっちゃねぇ～

あ～　日々の暮らしの中での幸せを感じる瞬間ですね。

 

さて、タイトルの本題へ

窓ガラスにおける、

日射取得と熱損失による熱収支

 

以前からいろいろと検討が必要だと感じてましたところ、

佐野取締役がYKKさんを招いて技術的情報をいただく機会をつくっていました

ので、同席しました。

 

疑問点

パッシブ設計を取り入れているエムズの設計手法。

南の窓は大きく開口をとり、太陽の熱エネルギーを暖房として利用しています。

 

ただ、現在の標準仕様は、ペアガラス（2枚ガラス）で内部にアルゴンガスを封入し

さらに、樹脂スペーサー仕様にしているのですが、

真空トリプルなる、さらに高性能なガラスの出現により、どっちが暖かい家づくりに

有利なのかに疑問を抱いておりました。

 

そこで、当社の標準仕様の樹脂サッシAPW330　を製造しているYKKさん

にいろいろなデータを見せていただきました。

その節はありがとうございました。

 

 

樹脂窓といっても、最近は種類が豊富になりました。

 

注目すべきは、真空トリプルガラス

切通のお住まいで採用いただきましたが、たしかにあったかい実感はありました。

ただ、断熱性が高いということは、冬の太陽熱の取得も減るのでは？

という疑問が残ります。

真空トリプルの値段がまだまだ高いですしね。

最終的にはどちらがお得になるのか？体感的に有利なのか？

下の表をご覧ください。

 

予測通り、真空トリプルガラスのほうが、熱の取得率は少しですが低下します。

ただし、熱の損失も低くなるので、日射の取得が望めない部位には適しているのかも？

 

 

 

更にガラスには、実は日射を取り入れるタイプと、日射を遮るタイプがあります。

分かり易くいえば、冬の太陽エネルギーを積極的に取得したい場合は取得ガラスを

太陽エネルギーを遮りたい場合は遮熱ガラスを採用するという形です。

それほど差はないかと思っていましたが、馬鹿にはできませんね。

取得ガラスと遮熱ガラスの熱の収支（Wワットで換算）にすると

取得ガラス12,515Wに対して遮熱ガラスは5,308W　　その差7,207Wにも及びます。

（しかし単板ガラスの熱収支はえらいこっちゃですね。熱しやすく冷めやすい

とでも言いましょうか、熱の取得もすごいですが、熱の損失もすごい！

ほとんど外って感じですね。窓やガラスの性能をあなどってはいけません）

 

エムズでは、南と北側には日射取得タイプ（冬に熱を取得しあったかくする効果を期待）

東と西面には日射遮蔽タイプ（夏の東と西日の日射を遮る効果を期待）

というふうに全てのお住まいに使い分けをしていますが、

それに関しては、YKKさんの開発責任者の方からもお褒めをいただきました。

 

さらに、エムズではパッシブ設計が基本となっていますので、

南の窓の上にはなるべく庇や軒を出して、夏の日射は室内に入りにくい方策を

とっておりますので夏の取得熱についても考慮しております。

結論、

日射が多いエリアでは（岐阜市は多いですね）日射取得を優先して考えると

今まで通り南側はエムズの標準仕様のアルゴンガス+樹脂スペーサー。

日射が少ないエリア（郡上の雪が多いエリア）や日当たりの悪い土地では

熱損失の少ない真空トリプルが適しているのでは・・・

ということが言えるのでしょうか。

 

さてさて、今回驚いたのが・・・

網戸！　そう　アミド　です！

 

 

なんと！！網戸がついていると、熱の取得が減ってしますとのこと。

夏はよいのですが、冬の南の大きな掃き出し窓って、半分は網戸でつねに

日射取得の妨害をしているという事実。

ただ、冬場だけ網戸を外して、それをしまっておく場所の確保の問題等

現実的には難しいかもですね。

網戸を外すとさらに冬は暖かくなることを伝えても、実際の生活の中で

外している方は少ないようで・・・・。

 

 

さて、まったく話は変わりますが、本日も会社説明会＆一次選考会を

午後より行っておりました。

 

 

合同説明会でブースを出展し

 

インターンシップを行い

 

そして、会社説明会と選考会へ

長く険しい道のりを経て、なんとかここまでたどり着きました。笑

本気度は225％です。

 

その甲斐あってか　先回は20名　今回は13名　の学生さんがエムズに興味をもってくれてます。

（4/8は、9名）

これから、2次選考⇒最終面談に挑むわけですが、エムズの将来を担ってくれる

元気で優秀な方が入社してくれることを切に願っております。

経営理念にもある

「100年続く組織をつくる」

ためには、若いエムズの次世代を担う人達が必要なんです。

こだわりをもって、岐阜で一番よい家をつくっているという誇りをもって

仕事に打ち込める人たちで、未来のエムズを作っていければこれ以上ない幸せです。

最終面談まであと少し！

がんばります！

 

 

––エムズアソシエイツは、新築注文住宅　高気密高断熱　断熱リフォームリノベーション　の専門工務店 です。––

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